ケータイ小説 野いちご

漆黒の紋章

◆.第二章
新しい生活



パーティーの翌朝、
目覚めるとまだ隣ではレイが眠っていた



ベッドから抜け出して
カーテンの隙間から外を覗くと

まだ薄暗い夜明けだった




レイを起こさないようにして
静かに扉を開いて
ベランダにでてみる


季節は冬、寒くないと言ったら嘘になる
ブレイムの力を使って風を体に纏わせて寒さを和らぐ


でも少しは寒いんだよ?



朝の空気はとても綺麗


吸って吐くと白い息がでる



そして景色を眺めると
城下ではもう既に騒ぎはじめていた


「なんでこんな時間に騒ついているのかな?」


風に問うと、答えてくれた



ーーあれは朝市というんだ
朝一番に取れた野菜や魚がうってるんだ




そっか、だからこんなにも朝早くから
外で騒いでいるんだね



いつか城下にもいてみたいな…







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