ケータイ小説 野いちご

漆黒の紋章

◆.第一章
お披露目と婚約発表



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ーコンコン


「入れ」


「お体の方はなんともありませんか?」



あっ、あの人は昨日の軍服の人だ!
私もレイも未だにベッドに座ったままの状態で、彼をみつめた。


「リュカか…俺もミリアも大丈夫だ」


「ミリア様、ご挨拶が遅れて申し訳ありません。私の名前はリュカ=エクスタントと申します。王子の側近を務めております。よろしくお願いします」


「こちらこそよろしくお願いいたします」



「リュカ、ロベリア公爵は既に着いているのか?」


「ええ、昨日の夜におつきになりました。それから、ミリア様には専属の侍女をつけようと思いますがよろしいですか?」


「あぁ……」



そしてリュカさんに呼ばれて一人の侍女が正室に入ってきた。


「失礼いたします!ミリア様、昨日ぶりです!ローラでございます」


「ローラ!」


正室に入ってきたのは、昨日まで私の専属の侍女だったローラだ。リュカさんの話を聞くと、王様の考えで急いでローラを城に呼び専属の侍女になるように仰せつかったという。



ローラは私が14の時からの専属の侍女で一番仲良くしていたといってもいい程の仲だった


嬉しくてベッドから降りて、ローラに勢いよく飛びついた。




そんな様子を、リュカさんとレイはただ驚きながらみつめていた




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