八尋とー緒にいる以上、ここにくる日はいつかくると思っていた。


だけど…まさかこんなに早く…。


心の準備ができてないのにっ…。


男装しているとはいえ、一応は血の繋がった家族。


八尋はともかく、お父さんを騙せるとは思えない。


「千尋一?早くこい」


「新。うるさい」


「は!?呼んでやったんだぞ!?」


「あー、どーも」


「気持ちこもってねぇし!」


あーうるせぇ……。