【和真】



─ガシャン!



古都ちゃんが玄関のドアを閉めた音を聞いて



─ドサッ



ベッドに仰向けに倒れ込んだ



そして拳を握っていた左手を開いて中にある携帯をベッドの上に投げ捨てた



そう窓の外に携帯は捨ててない


捨てたふりをしただけ



これだけすれば少しは古都ちゃんの心も動くと思ったのに…



”私の愛する人は世界にたった1人だけなんです“



”私はこの先社長を愛することはありません“




思いっきりフラれた…撃沈(笑)




「だせぇ」