時が進み…二年生の終わりごろ…
春が切なそうな顔をしている…

「俺…大学決まった…」
「大学!?おめでとう」
「ありがとう!
それで勉強に励もうと思う」
「うん…頑張ってね!」
「それでさ…俺…夢が出来たんだ」
「夢?」
「琉良が俺と同じ大学に通う夢!」

嬉しい…凄く嬉しい…

「春っ…!私頑張る!…」

だけど

実は私の体は今危ない状態だ
結季の診断で20歳まで生きれたはずの
寿命は19歳と下がってしまった
大学にいけるかいけないかわからない…

「琉良の通知を知らせに迎えに来るよ」
「待ってる!」

結局二年生の咲かない桜は
私と春が別れた後も咲くことはなかった