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次の日の朝。

電車に乗ってすぐに背の高い東円寺の男子生徒を探した。


昨日と同じ車両に乗ったけど、いないみたい。

隣りの車両を覗いてみたら、いた。




「ヤンキー先輩、おはようございまーす!」


「くるくるか。朝から元気良いな」



ヤンキー先輩が横に置いていた鞄をどけてくれたから、遠慮なく隣りに座らせてもらう。

きょろきょろ周りを見回していると、ヤンキー先輩がどうした?って聞いてきた。



「いえ。今日は宇佐美先輩はいないんだなーと思って」


「あいつは1限サボるってさっきメールきた」


「そうですか。じゃあきっと寝坊ですね」



それはとてもラッキーだ。

ヤンキー先輩と2人で電車。


いや、別に深い意味はないんだけどさ。


宇佐美先輩ちょっと軽いし、苦手とまではいかないけど、なんかね。

うん。