ケータイ小説 野いちご

運命みたいに恋してる。

運命の再会

「それにしても、誰もオーダーとりに来ないわねぇ」


「もしもし花梨ちゃん? 人のお話聞いてます?」


「あー聞いてる聞いてるー。もう聞き飽きるぐらい聞いてるー」


「冷たい反応……」


 勝手に自分の世界にひたってろってかい? んもー、花梨ちゃんって薄情!


 切ない想いに身を焦がす親友を、慰めようとか力になろうとか、普通だったら考えるだろうに。


 でもまあ、力になろうにも、どうにもできない事だけど。


 あたしはこのまま、ずっと彼を想い続けるんだろうな。


 想いの叶わぬままに……。


 …………。


 ……しっかし、本当に誰も来ないねー!?


 お店でここまで放っとかれるのは、さすがにちょっとムカつくんですけど。

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