ケータイ小説 野いちご

運命みたいに恋してる。

運命は予測不能

 次の日からもあたしは、これまでまでと変わりなく日常を過ごした。

 カフェの手伝いも、お姉ちゃんとの関係も、いろんなことに気付いちゃって、いろんなことを考えたけど。


『いいんじゃね? べつにそれで』


 そんな大地の言葉に助けられて、普通に頑張れてる。


 人と人との関わりとか、人間の心の中とか、すごく複雑で難しくて、とても単純には答えが見つからない。


 だからとりあえず、『いいんじゃね?』って思いながら、自分を認めて頑張ってる。


 あたし達の四角関係も、それぞれの想いも、すごく複雑だから簡単に解決策が見つかるはずもない。


 だから、まずはブランコみたいに足を使って、自分の力で前にこぎ出してみないとね。


 こうして柿崎さんの隣で、顔を赤くして浮かれまくったり、お姉ちゃんと普通に会話したり。


 そんな毎日を過ごすうちに、柿崎さんもお姉ちゃんも、あたしにとってますます大切な人になっていく。


 そして大地も、あたしにとって大切な存在になっていった。


 大地を見ると、心が浮き立つように嬉しくなるんだ。ふたりで話してるとホントに楽しくて、時間を忘れてしまう。


 大地って、他の男の子達とはなんか違うんだよね。


 なにがどう違うって聞かれても返答に困るんだけど、それだけあたしにとって、大地が大切な友だちになったってことなんだろうなぁ。


 そう思うと、なんかますます嬉しくなるね。

< 171/ 323 >