やがてみんなが起きてるくらいの時間に俺達は朝餉を作っていた。華楠さんがあれだからかわりばんこで俺達が夜空を手伝っている。ちなみに今日は俺だったからいるのは当然のことだった。
平「葱ここにおいとくぜ。」
夜「うんー。」
そんな言葉を交わしながら作っている時の事だった。
山「夜空様。」
夜「山崎か…。おはよう。」
平「どうかしたか?」
山「副長達があの古高を捕まえたので今から尋問にかけるそうです。」
夜「…。」
山「場所はそこの倉庫なのですが夜空様はどうしますか?」
夜「ここにいる。そんな事に負けていたらこの先やっていけないしね。」
山「わかりました。藤堂さん。頼みましたよ。」
しばらくしてここから少しだけ離れた倉庫から恐らく古高であろう悲鳴が聞こえてきた。俺はどうってこと無かった。
平「夜空大丈夫か?」
夜「あ…うん。」
しばらくして朝餉が出来たがら広間に持って行った。広間はみんないた。夜空はそこにちょこんと座り、さっきよりよく聞こえてきた悲鳴にただひたすら耐えていた。

しばらくして
土「古高が吐いた。」
近「すまんなトシ。」
総「で、どうだったんですか?ちゃんと言ったからもどって来たんでしょう。」
土「ああ。あいつ等の作戦は京の街を火の海にしてその騒ぎの隙に天皇を連れ出す。」
新「まじかよ…。頭狂ってんじゃねえのか。」
左「やることがだんだん大事になってきやがったな。」
土「んで捕まえられたから今日にでも会合をするだろう。と、そこまでだ。」
左「会合場所って言えば池田屋か四国屋か…。」
土「少なくとも池田屋の確率は低いだろうからな。」
近「では俺が池田屋につこう。」
土「そうだな。近藤さん側には総司て平助、新八が行け」
平「うん。」
土「夜空と華楠はどうする?」
華「私…ですか?」
総「そう。ここで大人しく待ってるもよし。戦うかどうかは君たちの意志に任せるけど。」
夜「行きます。少し思い当たるところもあるしイヤな感じがするんです。」
華「あ、じゃあ私も。」
土「それなら夜空は池田屋。華楠は四…」
総「あれ?今の言葉もう一回行ってくださいよ。聞き間違いだと思うんですけど、なんだか華楠ちゃんが四国屋とかどうとか…言ってるわけがないですよね。」
華「沖田さん!?」
土「仕方がねぇ。好きにしやがれ。」
そうして俺達は様々な思いをかかえやがて時間になった。