「いやー!あかりんありがとさん」 朝っぱらからちーちゃんの大きな声が 職員室に響き渡る。 「いえいえ」 あたしは昨日みんなから集めた現社のノートをちーちゃんに渡す。 「あかりんやっぱ頼りになる!」 なぜかちーちゃんはあたしのことを あかりんと呼ぶ。 ていうかあだなをつけるのが好きなだけ。 「そうですかぁ?ありがとうございます」