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刻印を持つ古の巫女

第一章
神隠しの部屋



「見てくる。」




お父さんは亜樹兄さんとおじさんを連れて慌てて出て行った。




「大丈夫かな…。
ん?利來何やってんの?」




「……閉!
ん?結界呪文だけど。
3人がいない時に何かあってからじゃ遅いからな。」




そうかここにいるのはお母さん達となんの力もないただの巫女だもんね。




利來がはった結界の部屋の中はあまりに静かで聞こえるのは時計の針の音だけ。




「お父さん…。」




ポン




「えっ?」




「大丈夫。
お前は俺が守ってやるから。」




頭を撫でるその手はとても暖かく安心するものだった。





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