「ただいまー」 「「お帰りなさいませ。紗良様」」 笑顔で私を迎えたのはお手伝いさん志貴(しき)と斗真(とうま)。 私はもう一度ただいまと言って自分の部屋に直行した。 あっ、挨拶が遅れました。 私の名前は幸嶺紗良(ゆきみねさら)! 幸嶺神社の巫女さんをしています! 袴に袖を通しいつもの仕事の準備をする。 最後に長い黒髪を後ろで一つに纏めて準備完了。 よしっ!と意気込んで部屋をでる。 「きゃっ!」