ふとケータイの着信音が鳴り響く…。
こんな時間に誰だろ…。
不思議に思いながら、ケータイのメールボックスを開いてみる。

【遅くにごめんね。んかね、中学の時の先輩が、結愛のァド知りたいって言ってるんだけど、教えてもいい?】


メールの相手ゎ、2学期に入って仲良くなったばかりの、藍だった。
藍の中学の時の先輩…?えっ。誰だろ。知らない人だよね。
どうしようかな…。
んー…、別に害あるわけじゃないし、いっかな。

っと、私の悩む時間ゎ秒数ですぐに藍に、いいよって返信をした。
でも、もしもこの時、この時…私が断ってさえいたら、もしかしたらこんなことにはならなかったかもしれない。