「じゃあ、宮坂と溝口、頼んだぞ。」


なんて、ついてないんだろう。


誰もなりたがらない文化祭の実行委員に選ばれてしまった。


他のクラスでは、立候補者が多数で大変だと聞いたのに。


うちのクラスでは、宮坂くんは、立候補した。


けど、女子は、誰一人いなくて。


じゃんけんで勝った人がとなった。


それが、私。


まさか、じゃんけんがこんなに強いとは、思わなかった。


仕方ないけど、諦めよう。


たぶん、宮坂くんにそれとなく押し付ければ大丈夫よね。


彼は、すでにやる気満々。


彼だけじゃなく男子は、すごく盛り上がっている。


女子は、消極的でめんどくさがってる感じ。


でも、今日からすぐに委員会があるとは、予想外。


今日は、清人の家行けないかな?


だいたい、ヒマがあれば清人の家に行ってる。


友達優先には、しているもののほぼ、毎日最低30分は、会ってる。


いまだに、私と清人は、秘密の関係でもラブラブですから。


一応、連絡だけ入れなきゃ。


清人は、何も言わないだろうけど、私との時間が減りそうなことは、酷く嫌がるのだ。