「秋夜を、殺した?」

驚くも、コイツらならやりかねないと「…何があったんだよ」と呟いた。

架名は一度クラスメイト全員を見て、再び千尋と向き合えば語り出す。




――クラスの奴が、21日の夜中に秋夜が旧校舎へ向かう所を見付けた。


「…ふうん?」

「なっ、怪しそうだろ?今から集まって脅かそうって話してたんだ!」

正直虐めなんかに興味は無いし、夜中で眠かったから俺はパスした。

ただ、2時位にまた電話が掛かってきたんだ。


「何だよまた…」

「か、架名ッ助けてくれ、アイツ、急に笑いだして…!!」

「はぁ?」

「おれっ、怖ぇ…ッ」


詳細を尋ねるも、怖じ気づいているのか最終的には泣き出した。
仕方無く、俺も旧校舎へ向かう。