[先日発見された遺体は××旧校舎から引き摺られたと判明。

尚、遺体の身元は私立彼岸高等学校の生徒で―――――]


プツン

そこで私はテレビの電源を切り、千尋を起こしに行った。





「…俺、秋夜に彼岸校通ってるって言ったか?」

『机の生徒手帳に彼岸校って。』
「そうか…で、何で自分の格好見て自分の学校が分かんなかったんだよ。今更、だけど。」


自分の格好?と私は自分の来ている服を見てみる。
只の制服だけ…あ。


『ごめん』


「俺、この先不安で仕方無いんだけど…。」


制服にはバッチリ彼岸校の校章がついていました。