小鳥のさえずりが聞こえる。
気持ちの良い朝が私を迎えている。
今の時間は...8時⁈
早く起きないと遅刻するっ!

私はベッドから慌てるように飛び出る。
慌てて階段を降りて真っ先に母を叱咤したかった。
だから最初に発した言葉はこうだった。

「何で起こしてくれなかったの⁈」
「あなた普段は自分でしっかり起きてるからてっきり休みかと...」

そんな母の反論にも反論する余裕は私には無い。

身支度を早めに仕上げて、朝食を食べて、外に出て自転車に乗って学校へ向かう。


私の名前は
由理菜
年は高校3年
ルックスは周りの反応からすると中の上位らしい。

私は急いで自転車を漕いでいた。