そして朝になり、出立こ時刻となった。 私は必要最低限の荷物と我が四ノ宮家に伝わる刀を持った。 「姫様、お元気で。お怪我のなさらぬよう」 「ありがとう。また会えることを願ってる。 じい様の事、お願いします」