あれからどうなったのか、一切覚えていない。



気がついたら、みーくんの匂いがするベッドで寝ていた。







何を疑うわけでもなく、重い体を持ち上げる。



起きると、キッチンの方から甘い香りがした。







……みーくん?







「お、杏奈。おはよう」







みーくんが机の上に置いてくれていたメモに、ペンを走らせる。







【おはよ。何してるの?】