「ふわぁ~…」 授業を終わらせるチャイムが鳴り眠たい目を擦りながら、あたしは自分の席を立ち上がった。 あたしは橋本希美。いたって普通の女の子。 彼氏いない歴=年齢 いや。告られないってわけじゃないよ?ただピンとくる人がいないというかね? 「の、希美ちゃん!!呼ばれてるよ!」 後ろから肩を叩かれて振り返る。 「え?…誰に??」 今からトイレに行こうとしてたのに…。