「はぁ〜……キツ……」 図書室まで全力疾走したから、さすがに疲れた。 「はぁ、はぁ……」 息を切らしながら図書室に入る。 すると、椅子に座ってこちらを見ている西内君がいた。 「西内君……遅れてごめん…っ」 「……………」 西内君は何も答えない。 「今日から、よろしくお願いします!!」 「………あぁ」 私が頭を下げると、素っ気なく返事した。