拓哉の説明を聞き、

聞いている間、

たくさんの事を考えた。

両親がなぜ私に隠してたのか。

・・・

それは私を愛するが故、

私を守りたい一心だった。

私は両親に、本当に愛されてる。

・・・

だから、秘密にしていたことは、

怒る必要なんかない。

・・・

拓哉も、自分の傍に置くことで、

私を守っていてくれた。

・・・でも、

そこで疑問が一つ。

拓哉はいつから私の事を知っていたの?

・・・

胸に埋めていた顔を上げ、

拓哉を見つめた。

「私の事、いつから知ってたの?」

私の質問に、拓哉は微笑んだ。