「岡田……お前、それ本当か?」




俺は思わず声を漏らした。




「あぁ、ホント。俺はSATを抜ける」




岡田は真剣な声で言った。




「……検査の結果が良くなくてさ。このまま現役を続けたら命に関わるかもしれないらしい」




「………」




岡田の急な告白。




俺は息を飲んだ。