翌日。 ヤバい、胸やけがハンパない…。 「大丈夫か、桜井?具合が悪そうだが…」 ふと隣を歩いている斎藤さんが声をかけて来た。 今、私は彼と一緒に刀と袴を買いに街に来ている。 ちなみにお金は土方さん持ちだ。 「大丈夫ですよ、一応…」 「そうか?酷くなったら、言ってくれ。俺なりに対処しよう」 「ありがとうございます」 斎藤さんは小さく笑うと、刀を売っている店に入って行った。 私も慌てて、その後を追った。