『―――』



真っ白な空間から声がする。



『―――き』



知らない男の声…?



『――さき』



誰だよ、私を呼ぶのは…?



『舞咲』



でも、知らないはずなのに何処か懐かしい。



私は声を主を探すように手を伸ばした――。