「自分で脱げるから」

ピシャとあたしに
触れようとする手を払う。

こんな風にスルのは・・
あたしの本意じゃないからだ。

お互い裸になってシャワーを浴び
いきなり準備が出来てしまってる
彼の体をつい見てしまい・・ドキリ。

けれど洗ってやる事はしない。

背中を向け、
視線に気付かないフリで
自分の体だけに
泡のスポンジを滑らせてる。

先に上がった彼がベッドで
バスローブ1枚で待っていた。

同じ姿のあたしがベッドに潜ると
早速、言葉もなしに覆い被さってくる。

一度抱けば飽きるだろう・・
首筋に触れた唇にそう思う。


「ん・・、」


欲しかったと云わんばかりに
激しくむしゃぶりつかれ


魘される様に・・

「好きだ」 「かわいい」

云い続けているから

ついあたしの腕が彼を抱く___


男の指を、舌を
抗う事なく好きにさせた。

逆になれと云うなら従い
少しキツメのものを飲み込むと

快楽に任せて身を震わせ
我慢を声に出して

あたしを剥いて指を使い
音を立てて吸い尽くす

絡め取った蜜をウシロへ
滑らされて

あたしは彼の柔らかな
トコロを唇で可愛がり始めた

そして焦らして搾ると
彼があたしを跳ね退けた。

憎憎しげに見下ろされながら
押入れられて

何度も・・何度も・・

堪らず声を上げ続けてる
あたしを真近にし

唇だけを舐めながら
髪を撫で付けながら

せつなく、苦しそうに

別モノの動きで
キツク腰を叩きつけた

彼の思うままに
翻弄されて

最後は座る彼に
乗せて揺さ振られ

向かい合わせで
しがみ付いたまま

絶えられなくて
体をブルりと震え上がらせた


「ッアア・・・!」


抱いたままゆっくりと
クタクタのあたしをベッドに横たえ

弾む胸で体を包み
しっとりした体温で

もう一度
気持ちのいい場所へと
2人、堕ちていく