それから数か月後。

・・・

私と類の、

新しい生活が始まった。

・・・

「類起きて?

遅刻しちゃうよ?」

ベッドで眠る類を、

ユサユサとゆすり起こす。


「・・ん・・」

・・・

片目を開けた類は、

私を確認すると、

うっすらと微笑み、

私を引っ張りベッドに入れる。

・・・

「ちょっと!

お化粧が、布団に付いちゃう」

私は必死に抵抗するも、

敵うはずもなく・・・

「キスしてくれたら、

起きれるんだけど?」

と、

寝起きの顔も、

色気があるっていうのに、

そんな事を言われ、

真っ赤になる。