「亜紀、人を好きになるってどうゆう事なんだろう…」


「何、華まだ熱あるの?」


週末を挟み私はすっかり体調も回復し久し振りに亜紀と会社近くのイタリアンでランチをしていた



「あるのかも…」



週末は賢治が家で仕事をしながら看病をしてくれていた



週末に賢治が家に居るのは初めてで、こんな長い時間を共に過ごすのも初めてだった



寝込んでいるときは優しかった賢治も風邪が治る頃にはいつもの感じに戻っていたが私の心の奥にはある感情が芽生え始めていた