気付けばあれから1ヶ月が経っていた


クロとの時間は相変わらずで、ふざけあったりたまに真剣な話をしたりで、なんとなく充実していた



「ねぇ、クロとはどうなの?」

「え?」


唐突にふられたあたしは思わず止まってしまった

茜はご飯をつつきながら興味津々な様子だった



唯一茜にはクロの存在を打ち明けたものの、特別クロについて話すことがないあたしは驚いてしまったのだ

「まぁ、ほぼ毎日あってるけど特に何もないよ?」

「なんで?あまり話聞かないけど結構いい雰囲気じゃん」

「うーん……よくわかんないや」



今までのあたしだったら意識したのかもしれないけど、今回は何か違う気がするんだよな……