翌朝は最悪な目覚めだった

あれから夜になってもトモからのフォローの電話は無くて
退屈な休みは、ふて寝で幕を閉じた

今日は運悪く早番で
通勤ラッシュにイライラしながら電車の揺れに耐えていると
握りしめていたケータイが突然震えだした

トモかな!?と期待して画面を見ると
リクちゃんからのメールだった
ちょっと残念な気持ちでメールを開く

『つぐみちゃんおはよう
今日は、お店にいるかな!?
ファンデーションが欲しいんだけど行ってもいい?』

と、いうメッセージだった

なんだかほんのちょっと愉快な気持ちになって

『居るよー!おいでー!』

と、返信した

そういえば、リクちゃんにメアドを聞いておきながら
まだ一度も自分からメールを送っていなかった事を思い出した