「おまえ……ほんとに咲良??」
はぁぁぁぁぁあ!?
グラウンドに取り残されたあたしと樹理
樹理が急に口を開いた
「なに言ってんの??」
「だって…
いつもあり得ないくらい野球を拒否するじゃん
なのにグラウンドでみてるし
ボールなんか持っちゃってるし」
あたし自分でもびっくり
「なんかよくわからないけど吹っ切れた」
「へぇ……
今日はなにしに来たの??
なにもない訳じゃないだろ??」
「樹理を打てるようにしに来たの(笑)」
まあ、間違ってはないよね?
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