《キーンコーンカーンコーン―･･･》
『ぃやったぁ!!』
4時限目の終了を知らせるチャイムの音と共に、あたしはうーんと背伸びをした。
「あんた叫びすぎだから。」
そう言って呆れた目で、あたしを見るのは勿論まどか。
『だってお昼だし♪それに今日は奮発していちご練乳メロンパン!!』
「･･･本当お子様。」
『お子様じゃないし。それより早く食べよ～。』
まどかの発言に突っ込みを入れつつ、机をひっつけて食べる準備をする。少し離れた所にいた、未咲と奈央もこちらにやって来る。
『よーし。食べましょう!』
その時だった。悪魔の声がしたのは。
