先輩の家に行って数ヶ月経ったある日。

「あたし、雅紀先輩に告白する!」

「えっ......?」


ーガシャーンー

いつもみたいにお弁当を食べていると春菜が言った。

あたしは驚いて持っていたフォークを落としてしまった。


「ちょっと、唯風そんなに驚くこと?」

しばらく放心状態だったあたしは春菜の声で我に戻った。

「あっ、ごめん。びっくりしちゃって」

「まったく~。」