【真side】



ーーーー「痛っ!」





俺たちが吹き飛ばされて着いた場所は、城の入口だった。





「こ…ここが…」




「"魔王の城"だね…」





まっすぐ石の通路が伸び、その先は3方向に階段が別れている。





「魔王は…最上階にいる…。3つに別れていこう。」





拓也と美々、健と美里、俺と咲に別れた。





拳を突き出し、輪になって言った。





「「てっぺんでまた会おう」」





俺たちは走り出した。