「沙羅さん、お話があります!!」




南が突然私のクラスに押しかけてきた。
毎日こうして私の元へやって来る南だが一応説明しておくと、コイツは私と同じクラスではなく隣のクラスである。


因みに千鶴と弥生は私と一緒だ。




「何でしょうか?」




「……週末デート……明日のことです!!」




あぁ、それか。




「僕、嫌です。」




うん、知ってる。




「沙羅さんは…やっぱり僕とはデートしてくれないんですか?」