……何でこうなった。 「沙羅、楽しいか?」 「いや全く。」 放課後、私と弥生はまさかのデートをしていた。 「もうちょっと楽しそうにしろよな。 そんで南を妬かせて焦らせるんだから。」 何でそんな発想が生まれるかな? 「その身勝手さ、どうにかした方が良いよ。」 南の気持ちも少しは考慮してやれ。 私は適当にスルー出来るけどさ。 「それはお前だ。」 そう、言われてしまった。