「うっ……!」
腹部にわずかな痛みを覚えつつ
私は目を覚ました。



見慣れない天井……。

ここは……?

いや、それよりも…。
私が昨日会った3人の男に
何かされたのは事実だろう。


(やっぱり……)


なくなっている。
折角盗んだ財布………。

ご丁寧に手足を拘束した挙げ句
口まで塞がれているとはね。



ため息をつきそうになった時
ガラリと襖が開いた。


「!?」