「あぁ~、懐かしいな。」 紘が公園に入って話し始めた。 ブランコに紘が座った。 「このブランコで、由宇が「あああああ~、聞こえませ~ん」」 なんて事を言い出すんだ。 忘れたいことなのに・・・。 てか、今の今まで忘れてたし。 公園に入ったのすら、何年ぶりだろう。 「なんだよ、うるさい!!」 「紘が悪いんじゃん」 「悪い、悪い。なんか、懐かしくてな。由宇と、こんな風に話すのが。」 紘も、同じこと思ってたんだ。