「...嫌よ」


「...どうして」




「好きだからよ!!」


思い切り、


校庭にまで聞こえるくらいに叫んだ。



廉也君は目を丸くしている。





「冷たくされると辛いからよ!
 遊ばれてると思うと悲しいからよ!
 あの頃が幸せすぎたからよ!」



駄目。


歯止めが効かない。