〜心愛side〜
「おかわりあるから、いっぱい食べてね」
「こんな夜遅くにすいません」
「いいのよ、心愛ちゃんは家族みたいなものだもの」
夏休みに入り、仕事仕事の毎日。
今日は9時半終わりで自宅には帰らず海翔の家で夕飯をいただいてる。
弟の遥希が塾の合宿で家をあけてるから、柚花を預かってもらっていた。
「柚花ちゃんぐっすりね」
「……ですね、すいません」
「いいのよ全然」
遊びつかれたのか人の家でぐっすり眠ってる柚花。
「心愛ちゃん最近忙しいんだから、遥希くんと柚花ちゃんうちでご飯食べてもいいのよ?」
「そんな!!大丈夫ですよ!!
それに……自分たちで頑張らなきゃですし…」
「………辛くなったいつでも頼りなさいね」
優しい…
お母さんのように私を見つめる海翔ママ。
「はい!!」
私は本当に周りから支えられてるなと実感する。
ご飯を食べ終え柚花をどうしようか迷っていると
「ただいまー」