文化祭が始まった。いつも以上に学校が賑やかで騒がしい。
今日一日に今まで準備してきたものが詰め込まれれいるんだ。
やりがいがあるといえばあるが、虚しいともいえなくは無い。
しかし、今日は天下のお祭りだ。
楽しんでいきましょう。

「当番まで時間があるからその辺回ってきていいわよ」
高津は図書委員長の緒方にそう言われた。
わかりましたと廊下に出たはいいが、どこを回ろうか考えていなかった。
校庭で運動部がなにやらゲームをしているのが見えるが、面倒くさいので行かない。
確か、書道部が隣の校舎の一階で展示していたのを思い出した。
「とりあえずアイツの字でも見るか」
階段を降りて二階に着いた。