~T~


深久が側に居くれるとわかって

安心したのか、

俺はベッドに倒れこむと同時に

意識を失った。

深久が叫んだけど

それに応えることは出来なかった。


目を覚ましたら、

外が明るくなりかけていた。


「っ、」


起き上がろうとしたけど

頭の痛さに負けた。

完璧に二日酔いだった。


部屋に深久の姿はなかった。

昨日、深久はどうした?


起き上がろうとしたとき、


『透……起きた?大丈夫……?』


部屋のドアが開いて

深久がゆっくり入ってきた。