翌日、コンビニでマンゴーの飴を買い占めた。

その店からマンゴーキャンディーが消えた。




先生に謝ろう。

そして、変わった私を見て欲しい。



この黒いカラスのような髪を見て、先生は笑ってくれるかな。


どんな顔で

何を言ってくれるだろう。




トントン…




この学校で一番重くできている生徒指導室の扉をノックした。


木の扉と違って、高い音がする。




「はい、どうぞ!」



中から聞こえた低い声。


私の大好きな喜多先生の朝の不機嫌な声。