硬直していた愛奈の体が、

いつの間にか、力が抜けていた。

・・・

やっと眠ったみたいだ。

オレは愛奈を抱き寄せて、

頭をそっと撫でた。

・・

いつまでこうして、

オレの傍にいてくれるだろう。

こんなに好きなのに、

好きだと言えな自分が情けなくなる。

・・・

愛奈を好きになってそろそろ1年。

最初にこの部署に、

愛奈が配属された時は、

なんとも思わなかった。