14人が着いた先は


「真目病院ってまんますぎ。」


真目家が保有する病院だった。


「うちの直轄地だからね。」


聖夜が自慢気に言ったとき、ちょうど美利亜が目を覚ました。


病院の裏口から入りながら聖夜は


「おっ!起きたか。とりあえずは大丈夫だな。」


そう言った。


「えっ?何?なんのこと?普通なんだけっ!」


バンっと音がして美利亜はまた気を失った。


「まだついてきたのか、スター5さんよぉ。」


「あったりまえだろう?」


そう言う朔の手には銃が握られていた。


「麻酔銃だ。安心しな。」


「いや、こっちにとっては大問題だ。あの子はただでさえ危険な状態だったのに。」


玲は忌々しそうに言うと


「嵐、それからSAのメンバーは先に行ってな。」


そう指示をだした。