あたしと直が出会った日は桜の散る季節。前の彼氏と別れて少したつころ・・・「もう恋なんてするもんか!!」って友達に言っておきながらいい人はいないのかと少し探している自分がいて少し嫌だった。
「彩実トイレ付き合って!!」何気ない毎日が過ぎていた・・・今日も友達とトイレで話したりする。でも今日は何かちがかった。前方から普通の男子が通り過ぎてゆく。でもなぜか私はその人が気になっていた。
一目ぼれとかした事ないし・・・・はっきり言ってその人は普通の人だし。どうせすぐに忘れてしまうと思っていた。あたしの性格からしてすぐに飽きるほうだと思う。新しい生活でちょっと緊張していたのかもしれないし。
でもそういいながら友達はどんどん恋をしていく。沙織も恋しているんだって・・・でも相手はなかなか教えてくれない。
「人になかなか好きな人って言えないよな」って私はつくずく思う。あたしも実は沙織に好きな人言ってないんだよね・・・・もし変とか言われたりすると落ち込むし。てかうちあの人好きじゃないしという一人つっこみをしているし。話した事もないしさぁぁ
名前も知らないし。なんだろうねぇぇ?自分の心に聞いても返事は返ってこない。
そんな時「バサッ」って言うプリントで頭をはたかれた音がした。みんな今何やってるんだよ。考え込んでいて教室にいた事にきずく。いつ戻ってきたんだよ!!
プリントには「部活希望調査」と書いてある。ハッキリ言って面倒だ。