まだ少し肌寒い春の風にのって


ほんのりピンク色の


桜の花びらが


新しい制服にくっついた。


その時の私は、


桜の花びらに気づかないくらい


高校生になった喜びが


とても大きかったんだ。


もちろん、


あなにすれ違っていたなんて


全然気づかなかったよ。


でも、今はあなたが遠くにいても


どこにいるか分かるよ。