……


[××]
「おい、篝(カガリ)。
例の女鬼は見つかったか…?」


[篝]
「いいえ、気配は感じたのですが…
どうも新撰組に居座っているようで…。」


[××]
「何?新選組だと…?」


[??]
「おいおい、それ本当かよ…」


[××]
「おい、十六夜。
約束の時刻に遅れるとは何事だ。」


[十六夜]
「はいはい、悪かった悪かった。」



十六夜と呼ばれた男は
悪びれもせずに傍にあった椅子に座った。




[篝]
「それで、どうされますか?」



[××]
「…明日にでも迎えに行くか…。」



[篝]
「…では、それまでに支度を…。」


篝はそう言い残して、
部屋を後にした。



[十六夜]
「…はぁ…。
あいつも変わっちまったな。」


[××]
「あぁ…。」