それから、みんなで少し話しながら教室に向かった。


みんな同じクラスなんだって。


それは嬉しかったんだけど……



「なぜあのような女が生徒会の皆様と一緒にいるのです?」


「ちょっと顔がいいからって」



廊下を歩いていると、またヒソヒソと声が聞こえてくる。


そう思われるのは当然ですよね……


それに顔もよくもないですけど……



「紗和、あんなの気にしなくていいんだよ?」


「ありがとう」



麻衣が声をかけてくれる。


そう言われても……


周りの女子からすごく睨まれてる。