【紗和side】



「紗和~遅いよ」


「ごめんっ早く行こっ」



あたし、桃野紗和は華の高校生です!


そして今から、友達とショッピングのはずだったんだけど……



「桃野紗和様でしょうか?」



「えっ?」



突然呼ばれたかと思ったら、目の前には男の人達。


もしや、これって……ナンパっ!?



「桃野紗和様ですよね?」


「あっ……はい」



つい返事をしてしまった。



「今から、あなたは廉様の所有物でございます」